全国の動画クリエイターさま達はどれほどの単価でご依頼を受けていらっしゃるのか。
巷のフリーランス専門サイトでは縁結びが可能とはいえ、その相場は異常なものが多いのが現状です。
この記事の内容
たとえばYouTube動画を制作1本につき100円とか。
え?
冗談ですか?
再生時間は何分の動画ですか?
その作業時間はどれほどの所要時間だと推測しますか?
などの疑問が浮かぶ上に、作業を行うコストなどは一切考慮されていない現実があります。
失礼ながら………なんと理不尽なことか。
しかしそれほどの異常な相場を定着させてしまうのは、それほどの価格でも引き受けるクリエイターが存在するのでしょう。
クリエイターさま、スキルをそんなに安売りしていいのですか。
人生の一部をそんなに安価で提供して、果たしてそれを長く継続できるのでしょうか。
お互い納得した条件で良い仕事が出来る
双方にwhn-winの関係が持てる契約は、実はどんな物事にしても価値のポイントがそれぞれ何処にあるのかを理解していれば容易いものでしょう。
クライアントさまは差別化されたハイセンスな動画を望み、クリエイターさまはその制作に見合う報酬を望みます。
至ってシンプルです。

クリエイターは立場が弱いのか
このシンプルなポイントが欠落する原因として、考えられることは次の事ではないでしょうか。
- 作業工程途中に別のクリエイターが存在するため、それぞれの報酬単価が安価とならざるを得ない。
- 異常な相場や、コストをかけずに価値を求めることに疑問がない。
- 単純に、クリエイターの作業に伴う暖房光熱費の存在に気付かない。

表に出ることのないクリエイターは、とても弱い立場にいることが伺えます。
クライアントの強い立場として
クライアントさまの立場で考察してみます。
- クリエイタースキルのレベルを判断出来ない。
- 継続性のあるプロジェクトの場合、途中で辞退されることを避けたい。
- 希望イメージに沿うよう、複数回の修正を求める必要がある。
リスクを最小限に留めるため、1本100円という単価が妥当との見解かも知れません。
上記の事柄でいえばクリエイタースキルが判断出来ないことを除けば、他はただ、1本100円だからこそ逆にリスクになりやすい気も致します。
「納得し難い条件は基本的に避けるべき」を原則に。
私ごとですが、基本的に条件が合わなければそのご依頼はお断りしています。
そして、そこには必ず例外もあります。
「持ちつ持たれつ」で条件に合わないお仕事を受けることもありますが、基本的にはお受けすることはありません。
やはり、しっかり正当な単価で契約するクライアントさまもいらっしゃいますので、特定の方だけにかけ離れた差別化をすることは出来ず、全体の均衡化を計っています。
私利私欲念頭の不当な利益を上げようとは思いません。
健全なルールを設定し、それに沿って運営される方々が増えていくことで相場も安定していくのではないでしょうか。
今後の課題とする必要があるように思います。